1639878 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

音楽指導の重要な3つの要素

 

音楽指導の重要な3つの要素

 

~若き ピアニストへ より~

 

音楽の勉強には、非常に重要な要素が3つ 

あると おもっています。(←筆者)

 

1、 職人芸の勉強をすること

 

2、音楽家としての勉強をすること

 

3、芸術家になること

 

■優秀なピアニストになるための 最も重要な第一歩は、

演奏技法を学ぶこと。

つまり・・・・

ピアノに必要なあらゆるテクニックをまなび、

マスターすることです。( ・ω・)y-゜゜゜

 

それは、

どうやって スケールの一つ一つの音を

どれも均等に

 はっきりと

「つや」があって

繊細で

 しかも早く弾くか。


・トリルや連打音を、曲のふんいきにあわせて、
いかに音量を調整しながら弾くか。

スタッカートを弾くとき、
手首をどうやってピストンの平衡動作に近づけるか

 

音作り、ペダリングをどうマスターするか

 

これは、

 

いかにピアノを歌わせるかという
永遠の課題
につながります。

 

さて。(ふふふ・・・笑)

まだまだありますよ。

Σ(・ω・ノ)ノ

 

一度に二つ以上のメロディーを弾くとき、
オクターヴをいかに力を失わずためて、

バランスよく

両手の連携をうまく保ちながら

跳躍も正確に弾きこなすか・・・などなど。

数々の しかも細部にわたる技術的な内容を ふくむものです。

 

こうした詳細にわたる演奏技法を 
マスターすることは、
ピアニストにとって、
初めてのレッスンから最後の演奏に至るまで、
ずっと!
ついてまわります。

(゜д゜)(。_。)(゜д゜)(。_。)うんうん

 

こうした技術的な問題についてピアニストが費やす時間は、

ほんの わずかにすぎないのですが、
(中には、単に ウォームアップとして利用されているものもあります)

それでも、彼らが その曲に最もふさわしい
美しい音をつくり、自信のある演奏をしようという努力のある中で、
重要な位置をしめているわけで

それがまた テクニックの勉強の 大目標となっているのです。
(∋ ̄Д ̄)∋オリャァァァ♪

演奏技法、または「テクニック」というものは

無からうまれるものではありません。

 

私(筆者)は、テクニックと その他の二つの要素、

つまり

音楽性と 芸術性のあいだに一線を画すといったかんがえかたには

賛成できません。( ; ̄ω ̄)

 

なぜなら、

これら3つがそろって、初めて 個性と想像力がつくりだす
あの無限の世界へわたしたちを導いてくれるからです。

 

わたし(筆者)のやり方は、生徒が作品の芸術的な要素を
自分で見出し、生徒自身が「こうしたい」という演奏に向かって
努力するように仕向ける
やり方です。


音や 速さ、 弾き方など、正確に間違いなく弾くといういみでの
テクニックだけでは 優れた演奏はできません。

生徒が、非常にせいかくで、でも情感に欠ける演奏をすると、

わたしは、

「タイプライターのようね」

といいます。

練習が、曲の意味・内容についての勉強とむすびついて、
はじめて、芸術的な内容ができるものなのです。

 

■では、第二の要素、音楽性について。

音楽家となる人は、だれでも、初めからフレーズをいかに色づけし、
形作るかべんきょうしなければなりません。

 

そして、前後のフレーズの関連で、どのようにフレーズをひくか、
いくつかのフレーズをまとめて
 どのようにしてリズムをつなげ、
そして
提示部、展開部のような一つのかたまりにとけあうようにするか。

最後に、より 大きな部分を作り上げ、
曲全体、または楽章全体を一つの建物のように
リズムをもったまとまりにするには
どうすればよいか。

そういったことを 勉強していくのです。

 

指導者は、若い音楽家たちが、

しっかりしたリズム感覚を養い、

メトロノームのように正確に弾きながら、

ほんの短い楽譜も 正しい時間にはまるように

演奏することができるよう、指導をしなければなりません。

 

こうして、リズムに対して正確に理解できたら、
速さが変動する ルバート
(古典派ではほとんどみられませんが、 ロマン派 や現代音楽ではよくつかわれます)
の使い方を 学ばなければなりません。

 

音楽性を、身につけるためには、
様式の研究と共に、
作曲家の生涯や、その時代
のこと、
どんな楽器が使われていたか とか
それらがどんな音だったのか
というような 知識が 非常にたいせつです。

時代の感覚にあった、当世風の フレーズや拍子のとりかたによって
演奏家 ひとりひとりの違いがはっきり出ます。

それが、それぞれの特徴として
 聴く人を印象づけるものとなるのです。

 

どのようにして ひとりのピアニストが もって生まれた演奏技巧と
音楽的な感受性を生かして 芸術家として花開くことができるのでしょうか?

 

この第3の もっとも 重要な要素は、
教えられるものではありません。

芸術性というものは、生まれながらにしてそなわっている
天賦のもので 教えられるものではなく
刺激をうけて 発揮されるものだと思っています。




ピアノのお勉強ページ・音楽関連のお店を
一気に ご覧になりたい方は

ぴあの専科。
へ GO~!!
( ・∀・)♪



© Rakuten Group, Inc.